愛犬回顧:カービィ【吹田市 女性】

愛犬回顧:カービィ【吹田市 女性】

2019.09.27

 カービィは、息子が幼稚園の頃、息子の友達に連れられて我が家にやってきました。赤い首輪をつけたままの仔犬で、飼われている家から勝手に出てきたのか、捨てられたのかはまったくわからず、1週間ほどうちの近所をさまよって、その間に子どもたちに食べ物をもらったり、いじめられたりしていたそうです。奈良の田舎だったせいか、すぐ保健所に電話をする今の時代では考えられないです。電柱に繋がれていたのを息子の友達が見つけて、自分の家では飼えないらしく「おばちゃん、飼ってやって」と連れてきました。目のあたりに黒い模様が特徴のコーギーの足を長くしたような犬でした。

 カービィはうちに来たとたん、お腹を出して服従のポーズをとりました。男の子です。息子がずっと犬を飼いたかったのもあり、おとなしい子だし、飼おうかと、その日から我が家の一員となりました。

 カービィという名前は、その頃のゲームで『星のカービィ』が流行っていて、子どもたちがそのキャラクターが大好きだったので名付けました。3、4日はまったく吠えることもなく、ただひたすらご飯を食べてくれましたし、お手とお座りのできるしつけのいらない賢い子でした。

 しばらく経つと、やんちゃな仔犬に戻り、吠えたり走り回ったりしました。カービィは、年齢がわからなかったので獣医さんに連れて行きました。推定5か月と言われました。

 それからはうちの家族になり、息子には弟ができた感じです。カービィは病気知らずですくすくと中型犬まで成長し、カービィが居ることで私たち家族も賑やかになりました。落ち着きのない子でしたが、散歩とご飯が大好きで、子ども達にしっぽを引っ張られても怒ることもなかったです。散歩中大きな犬が鎖から離れて襲ってきたときは血を流して勇敢に戦いました。そのおかげで私はその犬に襲われずにすんだのです。

 番犬として立派に努めてくれて10年が経ち、庭に繋いでいるカービィから変な咳が聞こえるようになりました。病院に連れていくと、心臓に腫瘍ができてそれが肺を圧迫して、肺に水が貯まっているとのこと。水分を抜くと延命できるので注射が始まりました。注射代はとても高いものでした。病気をしたことがなく抱っこが苦手で獣医さんが嫌いです。注射も押さえつけて嫌がるのを無理やりさせました。

 往診の二回目の注射のとき、異変がおきました。私が押さえつけて獣医さんに注射をしてもらったあと、急に犬小屋に戻ったのです。こちらをじっと見ていました。そのあと急におう吐を一回し、いつも以上に大量のうんちとおしっこをし、また犬小屋に戻りました。覗きに行くと、うちに来て初めて後ろ向きに犬小屋に入るという姿勢をとりました。私は異変を感じてひっぱり出しましたが、虫の息でした。そのあと心臓マッサージを繰り返しましたが、カービィは眠るように息をひきとりました。

 カービィが息を引き取ったあとも突然の出来事を理解できない私は、まだ心臓マッサージを続けました。体は暖かいのに動きません。様子を心配して見に来た義母はこう言いました。「もう無理やで」その一言で目が覚め、現実に戻りました。翌日、仕事を休んでカービィのお葬式をし、お墓に骨を入れてもらいました。

 男らしい最後を見せてくれたカービィ、さようなら。ありがとう。立派な男の子だったね。それから三年後。カービィにそっくりの子、リュウノスケが我が家にやってきました。

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